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リソースナース

栄養サポートチーム専門療法士

 栄養障害の最初の兆候は、体重減少や食欲不振といったものがあげられます。看護師が栄養の知識を持ち患者さんに寄り添うことで、その変化にすぐ対応し、他職種と連携をとりながら早期に栄養介入を行うことで様々な合併症の発症を減らすことができます。栄養療法はすべての治療における基本的な治療です。栄養障害を早期に発見して、1日も早い回復をお手伝いできればと思っています。

神田 由佳 栄養サポートチーム専門療法士

栄養サポートチーム専門療法士

ライセンスをもったICUの看護師として重症の患者さんの栄養管理を実施

栄養サポートチーム専門療法士は、5年以上経験を積んだ看護師・管理栄養士・理学療法士など10職種が資格を取得することができます。そして、これらの職種のメンバーが栄養サポートチーム(NST)を組み、患者さんの栄養管理を行います。チーム内での看護師の役割は、観察などによって患者さんの状態を収集し、メンバーに周知徹底させることや、患者さんに対する栄養の管理の支援が挙げられます。私はNSTのメンバーとしてではなく、栄養サポートチーム専門療法士の資格をもった看護師としてICUで活動しています。ICUで治療を受ける患者さんの中で低栄養の状態にある方を早期発見し、早期の栄養介入することで死亡率の低下や早期退院につなげることが可能です。

“当り前”の中に埋もれがちな大切さを再確認する活動に注力

栄養療法はすべての治療の基本となります。体重減少や食欲不振など、栄養障害の初期兆候を見つけられるのは、患者さんの近くにいる看護師です。私たち栄養サポートチーム専門療法士はいち早くそうした兆候を察知して、多職種による栄養介入につなげることが大きな役割です。栄養療法は当たり前のこととして見過ごされる傾向があります。こうした状況を少しでも良くするために、院内だけでなく院外でも講演や勉強会などを開催して、栄養療法の大切さを知ってもらえるように活動していきたいと考えています。