平成29年4月3日(月)に新入職者を迎え就任式が行われました。病院長からの辞令交付に続いて研修が開始され、医師8名、看護師29名、医療スタッフ13名の合計50名が参加しました。
病院の基本理念
-心あたたかく、日々新たに-
【社会人として 病院職員として】【接遇】
それぞれの専門分野で能力を発揮していくことは勿論、患者の皆様から「関東中央病院に受診して良かった」と思って頂けるよう、社会人として、病院職員としてのマナー、立ち居振る舞い、対応の在り方を仲間たちと確認し合いました。
【BLS( Basic Life Support:一時救命処置)研修】
院内講師はBLSインストラクターやME(臨書工学技士: medical engineer)などのエキスパートたちで構成されています。BLS研修は、医師と看護師だけではなく、リハビリ職員、MSW (医療ソーシャルワーカー:Medical Social Worker)、事務職等も参加しました。
訓練用のAEDを使用して全員が心肺蘇生術を体験し、緊急時には職種の枠を超えて協力し合う大切さを体感しました。
医療職者は院内緊急呼び出し『コードブルー』や除細動器についても研修で学びます。
【医療安全】
人間は誰でも間違える。医療とは、100%はありえない不確実なものである。だからこそ安全で質の良い医療を実践するために、何をどうするべきかを学びました。
【感染対策】
眼に見えない感染源から患者・医療従事者などを守るための方法を学びます。日進月歩の医療の中で安全かつコスト効率の良い方法を身に付けます。
【看護部研修】
新入職の看護職員は、院内の集合研修に続いて看護部研修を実施しました。
時代の変化に伴って病院看護師の役割も日々進化しています。世田谷区唯一の総合病院である関東中央病院の看護師が担う役割とは何かを考えました。
口先だけの「口動」ではなく、言われて動く「行動」から自分の頭で考えて動く「考動」に成長していくことを目指します。
それぞれが思い描いていた理想の看護師に近づくために、自分の頭で考え、実践に移せるように準備を重ねていきます。
いよいよ、現場に配属される日が近づいてきました。研修の中で「自信を持ってできる仕事がある」「患者家族のニーズに応えられる看護師になる」と目標を掲げました。
真剣な眼差しで先輩たちのデモンストレーションを目に焼き付け、それぞれの学校で学んだ学習内容と結び付けていきます。
練習用パソコンでの電子カルテの操作や、採血、日常生活の援助技術など、研修室で看護技術を磨きます。
はじめは心配そうだった顔から、徐々に瞳に輝きが宿っていきます。
研修を重ね、同期の絆が深まったようです。これから互いに支え合い、患者の皆様をはじめ、院内外のスタッフからたくさんの学びを頂き日々成長していくことを期待しています。
皆様どうぞ応援してください。